100年以上の歴史を誇るバー「サンボア」
今回の京都飲酒ロケ、ここまで計14軒のお店で飲み食いしてまいりました。いや~、我ながらよく飲んだわ。取材&撮影にご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、ラストとなる15軒目のお店が「祇園サンボア」さんなのであります。【京都で安飲み編~二日目 ♯06】などでも触れましたが、私は京都に行っても祇園界隈で飲み食いすることは滅多にありません。ただ、数少ない例外があって、そのひとつが「祇園サンボア」さんなのです。時間が許す限り、このお店で「サンボア・スタイル」とも言われるハイボールをいただくことにしているのでした。
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現在「サンボア」と名のつくバーは大阪・京都・東京にあるんですが、もともとは1918年(大正七年)に神戸で開業したミルクホールが発祥だったと言われています。1925年(大正十四年)には、暖簾分けで「京都サンボア」が誕生。さらにそこから分かれて「祇園サンボア」「木屋町サンボア」が開業したのでした。
つまり、現在京都には「サンボア」と名がつくバーが3軒あるわけです。興味深いのは名物となっている「ハイボール」の作り方が、使用するウイスキーの種類等々、3店舗でそれぞれ微妙に異なっていること。個人的に感じる一番大きな違いは「氷の有り・無し」ですかね。「京都」と「木屋町」のハイボールには氷が使われていて「祇園」のハイボールには基本的に氷は入っていないのです。でもって私、この「氷無しのハイボール」が好きなんですなあ。
別に「氷が入っているからダメ」だと言ってるわけではないんですよ。趣味嗜好の問題で、ここら辺は私の「飲酒歴」も関係してくるのかもしれません。
私はかつて「下町ハイボール」(またの名を「元祖ハイボール」)なるものを求めて、東京の城東地区を飲み歩いていたことがありました。「下町ハイボール」とは、冷やした甲類焼酎に天羽飲料製造有限会社や神田食品研究所といったメーカーさんが作ったエキスを加え、きめの粗い炭酸水で割った焼酎ハイボール(チューハイ)のこと。そのドライな味わいが、クセの強いモツ焼きなどにピッタリで大好きだったんですわ。
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その「下町ハイボール」も、飲食店によって作り方が微妙に異なっていました。具体的には「氷の有り・無し」と「スライスレモンの有り・無し」です。私は上の写真のような、氷もレモンも入っていない「下町ハイボール」が、スーパードライな味がして好きでしたね(3杯飲むとかなり酔っぱらいますが)。「祇園サンボア」さんの「氷無しのハイボール」が好きなのも、そうした私の好みによるものなのでしょう。
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「角」に続いて「オールド」のハイボールを
「祇園サンボア」さんの開業は1972年(昭和四十七年)。祇園という場所柄、敷居が高いバーのように思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません(さすがに短パンとかサンダル履きだと入店を断られるかもしれませんが)。外国人観光客の方も数多く訪れているようです。
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カウンターに座ると、さっそく「角のハイボール」をオーダー。バーテンダーさんの鮮やかな手つきに痺れてしまいます。特にウィルキンソンの瓶を垂直に立てて炭酸水を注ぐところがカッコイイ!! レモンピールの香りを楽しみながら口をつけると……やあやあ、やっぱり旨いなあ。
ハイボールに使うお酒は、基本的に「京都サンボア」さんなら竹鶴、「木屋町サンボア」さんならスーパーニッカ、あるいは大阪のサンボアなら角瓶と決まっているそうなのですが、ここ「祇園サンボア」さんでは特に角瓶に限定しているわけではないとのこと。その証拠(?)に、続いては冷やしたオールドでハイボールを作っていただきました。いや~、オールドってかなり久々に飲んだけど、美味しいね~。
さてさて、三日間にわたって続いた京都飲酒ロケ。最後の一杯は「季の美(きのび)」で作ったジントニックでございます。
「季の美」は「日本初となるジンに特化した京都蒸溜所が造るプレミアムクラフトジン」。クラフトジンがちょっとしたブームになったこともあって、ここ数年、この「季の美」のボトルをいろんな飲み屋さんで見かけたものです。非常に手の込んだ作り方をされているだけあって、ジントニックもメチャクチャ美味しかったです。
サンボアの女将さんともお話させていただいたし、もっと腰を落ち着けてジックリと飲みたかったんですが、そろそろ新幹線の時間が近づいてまいりました。「祇園サンボア」さんをはじめ、今回の取材&撮影にご協力いただいた関係者の皆様、重ねて御礼申し上げます。
■祇園サンボア
・営業時間/17:00~24:00(L.O.23:30)
・定休日/月曜日
・アクセス/阪急京都線・京都河原町駅下車徒歩約8分 京阪本線・祇園四条駅徒歩約5分
※各店舗の営業日・営業時間・メニュー・価格等は今般のコロナ騒動の影響により大幅に変更になっている可能性があります。ご了承ください
★【日本盛り場探訪記】京都ロケ一日目の動画はコチラになります↓↓↓↓
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